翻訳に役立つ科学講座

1999年~2000年「通訳翻訳ジャーナル」(イカロス出版)に連載していたものを元に再構成しています

「翻訳に役立つ科学講座」とは

今月から12回にわたって光通信(Optical Communication)の解説をしていきます。

f:id:abesttsch1:20130130141753j:plain

 

「翻訳家にとって、近い将来どの分野の需要が高いか?」とよく質問を受けます。
私は迷わず「IT関連、その中でも光通信です」と答えています。21世紀初頭にはFTTH(Fiber To The Home) ということで各家庭に光ファイバケーブルが接続されるはずです。そして「より速く、より多く、より安く」情報を伝達することが要求されます。
この要求に答えるのが「光通信技術」なのです。
 
最近では「パソコンの時代に幕」とか「何でもできるパソコン時代の終焉」などと囁かれていますが、今後はコンピュータ関連もさることながら光通信関連の翻訳の方も有望であることは間違いないでしょう。私は最近まで世界で最初に光ファイバーのケーブル化に成功した(1974)会社に在籍していたので、担当部署ではなかったですが、その苦労話はよく知っています。
 
第1回は、初心者にも分かりやすく、光についての解説をしたいと思います。

/エイブス技術翻訳スクール 校長・疋田正俊
 
この原稿は、1999年~2000年「通訳翻訳ジャーナル」(イカロス出版)に連載していたものを元に再構成しています.。